事務所は狭いですけれど、コンピュータを数台設置しています。個々が複数のサイトを提供しています。中には止めてしまうとクレームが来るものもあります。
さて、猛暑が来つつあるわけでございますが、ブログを更新していない間に暑さ対策の保守作業を行いました。
そもそものはじまりは、あまり優先度の高くないサーバが、おそらく熱が原因による部品の劣化により立ち上がらなくなってしまったことでした。そのサーバの横には、熱いよ熱いよ、というエラーを頻繁に出すサーバ(熱いよサーバとします)がありました。熱いよサーバは完全に開発用であり、壊れるまで使ってやれ、という気分で放置していました。でも壊れたのはその横の比較的重要なサーバ(熱かったよサーバとします)でした。
Message from syslogd@orobas at Tue Jul 31 06:10:28 2007 …
orobas kernel: CPU0: Temperature above threshold
Message from syslogd@orobas at Tue Jul 31 06:10:28 2007 …
orobas kernel: CPU0: Running in modulated clock mode
かつて聞いた話を思い出しました。その人は大手商社系のシステム会社にいる方なのです。
「ブレードサーバは熱いんだ。でもブレードサーバはあまりこわれない。そのまわりが熱でやられるんだ」
そんなこともあるんですねぇ、なんて聞いていましたが今なら、ですよね~、と大いに共感出来ます。
その後、手持ちの部品をいろいろ組み合わせながら、足りない部品を秋葉原に何回か行って調達しながら、下した診断は電源の劣化、もしくはその他の部品の劣化による消費電力の増大、というものでした。何しろ、いまをときめく省電力部品を新しく購入して動かなくなったケース(+電源)に組み込んだところ、きちんと立ち上がるのです。でも元々の部品だと立ち上がらない。ふぅ。カタログスペックからいくと、部品セットの電力差は20~30Wといったところでしょうか。
ということで、熱かったよサーバを復活させ、熱いよサーバを離れたところに設置して、さらに出来る範囲で冷却部品や省電力部品を強化して暑さ対策を終了したのでした。
熱いよサーバは今日も一人警告を出しています。
君は中に重要なサービスを入れるまではこのままで放置だよ。CPUファンくらい変えてあげようかなぁ。それともグリース塗ってあげるだけで元気になるかなぁ。
なんて思いをはせつつ。