いつものように yum update をすると、この日は kernel 2.6.25.9-76.fc9 がインストールされました。早朝だったこともありリブートしちゃおう。そう思ったのが不幸の始まりでした。
起動しなくなったのです。
そんなとき。
合計3台を更新したのですが、そのうち2台が起動しませんでした。中々の高確率ですよね。
起動しない2台とも症状はことなりました。
1台目
「GRUB」という メッセージが表示された段階で止まってしまいます。
検索してみると解決方法が見つかりました。起動領域にgrubを再度書き込めばいいとのこと。
インストールに利用した netinst のCDROMを使って rescue モードで起動します。
その後、出てくるダイアログにこたえていき(最後のダイアログでyes的なことを答えること)、コマンドラインが出てきたところで、
chroot /mnt/sysimage
/sbin/grub-install /dev/sda
reboot
これで解決(/deb/sdaは自分の環境に合わせて読み替えてください)。
2台目
GRUBのグラフィカルなメニューが出て(このメニューは操作できる状態でした)、そのメニューが消えて、次のステップを実行しようとする段階で、必ずマシンが勝手に再起動します。
この時点で疑ったのはHDDクラッシュ。
大事なデータが飛んだかも、という可能性にくらくらしながら、HDDを取り外して知識の範囲で調べてみます。なんか大丈夫そうです。
はて。
やっぱり「GRUB」 の更新でしくじったんじゃないだろうか、という予測にたどり着くまで約3時間。
ああ、ああ。
治りました。手順は1台目と同じです。
ということで、教訓(バッドノウハウ)。
yum update で kernel をインストールしたときには、再起動する前に、
/sbin/grub-install /dev/sda
をすると安心です。