ことえりでAZIK
Leopard(10.5.6)のことえりにはローマ字変換のテーブルをカスタマイズするインターフェースはない。この変換テーブルを変更するためには、既存のテーブルを書き換える必要がある。この既存のテーブルを、AZIKバインドにカスタマイズしたテーブルと差し替えることで、AZIKバインドにすることができた。
Leopard(10.5.6)のことえりのローマ字変換はカスタマイズすることはできない。その代わりに、デフォルトの変換テーブルとWindows風の変換テーブルの二つのテーブルが用意されている。ユーザはこのどちらかテーブルを選びローマ字変換のルールとして利用できる。
今回は、デフォルトの変換テーブルはそのまま残しておき、Windows風の変換テーブルをAZIK風に変更することにした。
検索してみると、AZIKバインドのことえりのテーブルを生成するrubyスクリプトをみつけた。このスクリプト自体はMacで実行する必要はないので、今回はLinuxで実行してテーブル(MsimeRomaji.plist.azik)を生成した。実行する前にMakefileを以下の様に変更し、既にあるMsimeRomaji.plist を削除。削除後にmakeを実行すると、MsimeRomaji.plist が新たに生成される。
— Makefile.orig 2009-01-07 21:43:30.000000000 +0900
+++ Makefile 2009-01-07 21:44:12.000000000 +0900
@@ -3,7 +3,7 @@
K5= “/System/Library/Input Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources”
K= ${K5}-R= tut.romaji
+R= azik.romaji
S= MsimeRomaji.plist
T= TransliterationBaseData.plist
# TransliterationOverrideData.plist
生成した MsimeRomaji.plist を既存の /System/Library/Input Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources/MsimeRomaji.plist と置き換え、ことえりの設定で「Window風」にすると、ローマ字変換を AZIK バインドに変更することができる。ただし、このままだと、「;」が「っ」にならない。
「;」を「っ」として変換させるためには、別ファイルを変更する必要がある。この変更をしたファイル(TransliterationBaseData.plist)がスクリプトに同梱されている。このファイルを既存の/System/Library/Input Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources/TransliterationBaseData.plist と差し替え、再起動を行う。
再起動後、ことえりの設定で「Windows風の変換テーブル」を指定するとAZIKバインドが利用できるようになる。
まとめ
- Leopard(10.5.6)のことえりはローマ字変換テーブルのカスタマイズができなかった。
- 既存のテーブル(MsimeRomaji.plist)を差し替えることで、ローマ字変換テーブルをAZIKバインドに変更できた。
- TransliterationBaseData.plist を差し替え、再起動することで、「;」を「っ」と変換できた。
参考URLs: